やっちゃんのあぐだもぐだ
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野菜・果物&菊の自慢話
今年の夏は北高南低の典型的な飢饉型気圧配置のせいか気温が低く雨が、連続22日も続くという気象の状態でした。福島の特産品『桃』の出荷が遅れてしまい味もいまイマイチだったような気がします。福島県は太平洋に面しながら内陸部の豪雪地帯を抱える広い県であり農作物の地域品種が微妙に違う県です。
桃が福島市や伊達市を中心に適地であるのは扇状地地形と吾妻山と阿武隈山地に囲まれた盆地地形にあるとも言われおり、6月から11月まで果物の出荷が途切れません。サクランボ、モモ、ナシ、ブドウ、リンゴとどれもが高品質で人気の高いのが福島の品種です。盆地で日照時間も長く、昼間の暑さに比べ夜間の気温が下がる日格差は糖分の蓄積能力をあげます。福島盆地には半径10km県内に一斉にモモ、ナシ、リンゴなど色んな花が咲くのは見事です。また、西洋ナシが初めて日本で栽培されたのは福島と言うことも伝わっております。マルグリットマリーアと言う大きな粒の品種ですが一度味わって見る価値のある西洋ナシです。サクランボの人気品種『佐藤錦』の原産地は福島ですが、忘れられている品種の一つです。戦前はサクランボ生産高日本一が福島であり、戦後の食料増産のためにサクランボの木が伐られてしまったようですが、福島県人は謙虚というか宣伝下手なのでだれも原産地である事をアピールしません。再度、モモの話をしますが、福島市のモモと伊達市のモモの栽培方法が違うことをご存じですか?福島市のモモは袋をかけないので黄色とピンクが強烈に発色します。一方、伊達市のモモは袋をかけるので色合いが黄色とピンクの優しい色です。食べてみての味を見分けることは難しく私には判断できませんがどちらも日本一の美味しさであると自慢できます。
会津地方の南郷村の特産品はなんと言っても『トマト』です。臭いや味などの主観的な評価が高い『南郷トマト』が超人気商品ですが、糖度計やなどの客観的な数値では表せないようです。ミネラル分が多いことも美味しさの評価につながっており、土壌を良くするための地域の人たちの長年の努力が南郷トマトの高品質性を維持しているとの見解を農業試験場の方が話してます。因みに会津地方から出荷される『会津身知らず柿』の原産地は現二本松市の岩代地区です。こちらでは西念寺柿の名称の渋柿です。今から400年ほど前に伊達政宗が統治していた岩代の地の西念寺にあった品種を、伊達正宗に追いやられた大内家の家臣が苗木を会津の地に植えて実も撓わに実らせたのが『会津不身知柿』です。大内家は会津の宮森家であり、現在の会津の造り酒屋に宮森姓が多いのはその証拠です。会津の地域性には品種改良などを惜しまずやり遂げるという根性が備わっているのかもしれません。
ついでに二本松の自慢です。写真は千輪咲きの菊、一本の茎から千輪以上の花をつけ、こちらも日本一の品種です。二本松の菊人形まつりは10月10日〜11月24日です。それに先立ち9月9日から重陽の芸術祭が始ります。乞う、ご期待!